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9 .11 平和と張本さん

あの衝撃的な、まるで映画のシーンのような悲惨な映像が流れて25年になります。
米国で起きた同時多発テロ。
航空機がビルに衝突し、多くの犠牲者が出ました。

当時の私は、藤沢市で不妊治療クリニックを始める前で、横浜市の聖マリアンナ医大西部病院に勤務しており、その日は当直でした。
惨劇に眠れなかったのを覚えています。

あれから25年経ちますが、残念ながら平和は訪れず、世界の何処かで紛争が続いています。

「喝っ!」でお馴染み、張本勲さんが亡くなられました。
張本さんの偉業は、歴代最多の3085本のヒットを打ったことに留まりません。
韓国の出身で、お父様の赴任中に広島で被爆し、指の怪我を抱えながらプロ野球選手として大活躍されたこと、さらに自らが在日韓国人であり日本に帰化したことを隠さず、その立場から想いを語られました。

張本さんの平和への想いは、私たちの世代が受け継がなければなりません。

2つの記事が載った見出しを見て、何かの因果を感じたのは皆さまも同じだと思います。

私は張本さんの現役晩年、ジャイアンツに移籍した以降の活躍を覚えています。
バットを担いだ独特のフォームからヒットを量産したこと、一方で肩が弱くてレフトからの返球が内野手までしか届かなかったこと、どちらかというと動きの鈍い選手という印象でした。

ただ記録を見ると、若い頃は盗塁が多く年間40個という、今なら盗塁王くらいの俊足だったのですね。意外にも。

キューバからドラゴンズを経てジャイアンツで活躍するライデルマルテイネスが250セーブを記録しました。
旧社会主義国の選手が日本で活躍する。東西冷戦を終え、平和に向かう時代変化もあるのです。
きっと張本さんなら「あっぱれ」を送っていたでしょう。

今日も不妊治療で妊娠された方の笑顔に癒されつつも、いろいろな想いが交錯しました。