旅も4日目です。
朝から行動的に、日本初のラムサール条約に指定された釧路湿原に向かいます。6カ所ほど展望台がありますが、細岡展望台がもっとも綺麗に見えるそうです。約200km2の湿原は日本最大で、藤沢市、鎌倉市、茅ヶ崎市、平塚市を合わせた面積になります。

雨、霧、曇りが多いから湿原なのであって、晴れて見渡せる日は滅多に無いそうです。爽やかな秋晴れ。幸運です。
真ん中を流れる釧路川。屈斜路湖から標高差なく流れ出るため、とにかく流れが穏やかです。
この川をカヌーで下ります。

たまたま予約した会社さんは作業用手造りカヌーを使用。専門性が高く安全に運航されています。
一方で競技用カヌーにすし詰めで乗せる、危険な会社もあるようです。怖いですね。
私のカヌーには、ガイドの方が1名つきます。
自己紹介いただくと、釧路で生まれて大学まで過ごし、お仕事を定年まで務めて、今は国内海外を旅行する日々。夏の期間このカヌー会社のお手伝い、ガイドされているとのこと。
釧路の大学といえば、北海道教育大学釧路校と思いつき、お尋ねすると、やはり元学校の先生でした。
理科の教鞭をとり、教頭先生として全校生徒10名という僻地教育にも携わったと伺いました。
というわけで、カヌーでの旅路は、理科の授業になりました。
斜めに傾く柳の植生、エゾシカや野鳥の観察、川の流れ、三日月湖の成り立ち。解説が続きます。私も自然史はけっこう好きなので、意気投合です。

10kmに及ぶカヌー。漕がないと目的地に辿り着けないのです。
ふだん体外受精の採卵や不妊治療の手術で腕っぷしは強いはずですが、腕はパンパン。
2時間漕ぎ続けて終着。途中は疲れてたのに、最後はもっと続けたいと思うほどでした。
名残惜しくも、本日の宿泊地、屈斜路湖に向かいます。未知の生物、クッシーに会えるかな。
まあ居ないんだけど。つづく。