不妊治療

ブライダルチェック

ブライダルチェックとは

将来、妊娠、出産をお考えの方対象の婦人科系の検診です。
妊娠、出産に向けての簡単な健康チェック、子宮、卵巣のチェック、性感染症に関する検査を行います。
初期症状に気づきにくい婦人科系トラブルの早期発見と治療がメリッ
思われがちですが、対象者の年齢や、結婚の有無は関係ありません。
結婚前はもちろん、妊娠、出産をお考えの全ての女性を対象としています。

また、パートナーの感染症、精子検査も可能です。

不妊症について

不妊症とは

妊娠を希望して1年以上赤ちゃんができない状態を不妊症と言います。

不妊治療の実際

不妊症には一度も妊娠しない場合、あるいは流産や出産を経たあとに次回の妊娠が出来ない場合があります。

当院では不妊症で受診された方には、かなり詳しい問診を行います。

その後不妊症に関する一般的な検査、専門的検査を行い、患者さん個別の不妊原因を診断します。不妊原因によっては高度な専門的治療を要する場合がありますが、ホルモン補充や排卵調節を行うことで解決することもあります。

難渋する不妊症への治療は、一般的にタイミング療法、人工授精、体外受精、顕微授精というstep upが行われますが、当院では患者さん個別の症状に応じて、ときにstep downを行うこともあります。体外受精を行う場合、一般的にその妊娠率は20~30%とされています。したがって、複数回の治療を行うことで妊娠の確率が高まることを理解してください。

※不妊治療のうち、初期検査は保険診療の適応になります

検査時期

子宮がん検査やおりものの検査がありますので月経中は避けてくださ い。検査結果は後日ご説明します。

ブライダルチェックの主な検査内容

‎*基本診察料金:‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎55,000円
‎ ‎-問診
‎‎‎‎‎‎ ‎-血液検査(血液型、肝機能、腎機能、貧血、子宮内膜症)
‎ ‎ ‎ ‎‎ ‎ (B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、エイズウイルス、梅毒トリポネーマ)
‎ ‎-内診、超音波検査(子宮・卵巣)
‎ ‎‎-子宮頸がん、体がん検査
‎ ‎‎-腔分泌物、細菌検査、クラミジア検査

*オプション: ご希望に応じ、追加料金にて検査できます。
‎ ‎-‎AMH(卵子個機)検査 ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎‎6,600円
‎ ‎‎-‎‎‎甲状腺機能検査 ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ 4,400円
‎ ‎-風疹抗体検査‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎‎3,300円
‎ ‎-‎ビタミンD検査 ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ 2,750円
‎ ‎‎-‎卵管の通りを見る検査 ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎ ‎‎ ‎詳しくはこちらへ
*パートナーも一緒に検査できます。
‎ ‎パートナーの検査は追加で13,200円です。
‎ ‎-感染症採血
‎ ‎ ‎ ‎‎ ‎(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、エイズウイルス、梅毒トリポネーマ)
‎ ‎‎-精子検査

タイミング療法

タイミング療法とは

排卵日を予測して最も妊娠しやすい日を指導して、自然な妊娠を目指す 治療法です。
妊娠を希望されている多くの方は基礎体温をつけたり、排卵を予測す る検査キットを使用したりして、妊娠にチャレンジされていると思いま す。当院では、超音波検査を併用して排卵の時期をより正確に予測し、 より確率を高められるようサポートします。
特に、排卵の周期が一定せず不順な方には有効です。

人工授精

人工授精法

・タイミング療法を実施してもに至らない場合
・精子濃度や運動性に問題がある場合
・男性の勃起障害、性交障害、セックスレスがある場合
・抗精子抗体が中等度性である場合
・不妊原因が不明である場合

上記が人工授精の適応条件となり、精子を子宮内に注入する人工授 精法を行います。
女性側の卵胞発育をモニタリングして排卵を調節しますので、最も妊 場に適切なタイミングに行うことで妊娠の確率を高めることができま す。
また、精子を濃縮し、遠心分難した成運動良好精子を洗浄回収して用いますので有効性が高くなります。
妊娠率を向上させるために排卵誘発を併用する場合は、多胎妊娠や卵 過剰刺激症候群などのリスクもあります。

体外受精・顕微授精

体外受精法

女性側もしくは男性側に問題があって自然妊娠が難しい場合には、体 外受精を行います。
自然排卵周期で採卵する場合もありますが、一般に前の月経周期から ホルモン調節をして排卵を抑制しつつ排卵誘発剤を使用します。
したがって、体外受精を行うことを決めたら、いくらかの準備期間が必 要となります。

1.排卵抑制は点良薬を用いる場合、使用期間は患者さんの状態によって 決定します。(long short法 ultra-short法)
また、自然周期法や低刺激法にアンタゴニストを使用する方法もあります。

2.排卵誘発は、クロミッド内服もしくはhMG製剤の注射を使用しますが、使用する量や期間、薬剤は患者さんの状態で異なります。

3.卵胞が充分に発育した段階で採卵を決定し、夕方~夜間にhCG製 剤を注射し、翌々日の朝に採卵します。
同日、精子を持参もしくは院内で採精して受精を試みます。

4.培養は通常5日間としますが、受精卵の状態や治療経過により胚盤胞 まで培養を続ける場合があります。

5.胚移植は3日目(初期胚)または5日目(胚盤胞)で行います。学会指針で は、移植は35歳未満の初回・2回目は1個まで、それ以外は2個までとされています。胚の状態など個別に判断しますが、二段階胚移植をする場 合もあります。

6.受精卵凍結は、余剰胚が生じた場合に行います。

体外受精が成功するかどうかは、質 (グレード) の良い受精卵を獲得 できるかどうかで決まります。患者さんの状態をしっかりと把握し、年 齡、卵巣機能、治療経過などを考慮して特性に応じた最適な方法を選 択します。
経済的な面も考慮して治療を工夫することもできますので、詳しくは当 院の医師にご相談ください。

排卵誘発法

排卵誘発剤の注射を使用し、複数の受精卵を得ることを目標にします。
【特徴】
若い時期に多くの良好胚を獲得できることを目指せます。
グレードの良い受精卵を選択して移植できます。
胚盤胞に到達する受精卵を得る可能性が高まります。
余剰卵を凍結保存できる可能性が高まります。
採卵手術の回数を減らし、身体と経済的な負担を減らします。

【リスク・副作用】
卵巣過剰刺激症候群のリスクがあります。

卵巣低刺激法

排卵誘発剤の飲み薬 (クロミッド)を中心に少しの注射を使用します。
卵巣への負担を減らし1~2個の採卵を目指します。
【特徴】
高齡、卵巣機能低下の方でも治療可能です。
卵巣への負担が減り複数回の採卵が可能です。
次回妊娠希望時に良い卵巣機能が温存され採卵に臨める傾向があります。排卵誘発の際の受診回数が少なく、通院の負担が減ります。
卵巣過剰刺激症候群が起こりにくいです。

【リスク・副作用】
採卵数が少なく、移植に適する受精卵が得られないケースが増えます。
余剰卵による凍結胚が得られず妊娠しない場合は、採卵からやり直し 5 になります。

媒精

卵巣から卵子を採取し、体外で精子と受精させる方法です。
精子が自力で泳いで卵子へ到達するため、より自然に近い形で受精が 成立します。
精子所見が基準を満たしている場合や、過去に自然妊娠歴がある場合 は、こちらの方法をお勧めしています。

顕微授精法

1つの卵子に1つの精子を針で直接注入することで、受精させる方法で す。
前述の体外受精法では受精卵が獲得できない場合に、不妊治療の最終 手段として選ぶことになります。
適応としては、乏精子症、精子運動障害、抗精子抗体陽性、体外受精 では受精卵が獲得できない症例などがあります。

Piezo ICSI (ピエゾイクシー)

当クリニックでは、顕微授精法としてPiezo ICSI (ピエソイクシー) を 導入しております。
従来の顕微授精法では、針を卵子の透明帯や細胞膜を貫通させて精子 を注入しており、卵子に一定のダメージがかかっていました。
Piezo ICSIでは、卵子の形状をなるべく変えずに透明体に穴をあけて卵細胞質内に精子を注入することにより、卵子の負担を小さくできます。
従来の顕微授精法に比べて受精率や胚盤胞率が上がるため、他医院で 顕微授精がなかなかうまくいかなかった人でも成功する可能性があ り、当クリニックでも採用しております。

AHA(アシステッドハッチング)

胚が透明帯から出やすくなるように、受精卵の周囲の透明帯に切れ目 を入れて、孵化を補助する技術です。
凍結融解胚移植を行う方、年齢が高い方、透明帯が厚い方、透明帯が 硬い方にお勧めしています。
宮川医院(本鵠沼)

先進医療

二段階胚移植

一段階目に初期胚を移植して、子宮内の着床環境を整え、次に二段階 目に胚盤胞を移植し、着床しやすくなった子宮に胚を移植する方法で す。
この方法により着床率、妊娠率の向上が期待できます。 またリスクとしては、二個の胚が着床した場合、二卵性双胎となる可 能性があります。

PICSI (生理学的精子選択術)

PICSI(Physiologic Intracytoplasmic Sperm Injection)とは
ICSI (顕微授精)を行う際にヒアルロン酸を用いて成熟した精子を選別 する方法です。
PICSIを行うことで、その後の受精率・妊娠率を上げ、流産率を低下さ せる効果を期待できます。

Background Image

DNA損傷の少ない正
常な成熟精子はヒア
ルロン酸と結合する
性質を持ってい
ます。

SEET法(子宮内膜刺激胚移植法)

SEET法(Stimulation of Endometrium Embryo Transfer:子宮内膜刺激胚移植法)は、胚盤胞を凍結保存する際に同時にその胚を培養していた培養液(SEET液)も凍結保存しておき、その培養液をまず子宮内腔 へ注入し着床しやすい子宮の状態を作り出し、融解胚盤胞移植を行う もので、二段階胚移植と同様の着床の促進を期待するものです。

フローラ検査

フローラ検査とは子宮内に存在する善玉菌、ラクトバチルス菌の割合 2 を調べる検査です。
子宮内の状態が乱れてしまうと、ラクトバチルス菌の割合が減り、着 床、妊娠が成立せず、また妊娠しても流産や早産の原因となる可能性が あると言われています。
細くて柔らかい器具を用いて子宮内の細胞を採取し、検査会社が専門 5 の検査装置で分析します。

子宮内膜スクラッチ

子宮内膜スクラッチとは、胚移植の前に細い器具で子宮内膜に小さな 傷を付けることで、着床率や妊娠率が上がる効果が期待できる技術で Bす。
日 子宮内膜に傷をつけることにより、子宮内膜は傷を修復しようと働き ○ます。この働きにより着床の促進、妊娠率の向上が期待できます。

男女産み分け

産み分け確率

MicroSortの検査手法により、精子をX精子と精子に選別した精子を用 いて治療を行います。詳しくは、診療の際に説明いたします。

費用についてはこちら

卵子凍結

卵子凍結とは

将来に妊娠を希望される場合に、できるだけ若い時期に元気な卵子を 卵巣から取り出し、凍結保存して卵巣に存在する卵子の数は、女性それぞれに多く持っている人、非常 に少ない人など違いがあります。
いま現在では、すぐに妊娠を希望されなくとも、妊娠したい時期に良 い卵子が無くなっていると妊娠できなくなります。そこで、あらかじめ 凍結保存しておくことで、妊娠の可能性を残しておく選択ができます。

卵子凍結を選ばれた女性

湘南レディースクリニックで、これまでに卵子凍結を行った方の例を示 します。
・年齢が40歳を迎え、今は未婚であるが、いずれ妊娠を希望された方)
・年齢30歳台の既婚の方、これから海外での長期プロジェクトの仕事 があり、仕事が落ち着いてから妊娠を目指す方
・病気の治療があり、その影響を考えて卵子を保存しておきたいと思わ れた方
・もともと卵巣にほとんど卵子が無い未婚の20歳台の方で、偶然に排 卵誘発に成功し、目前に排卵が予想されたため緊急的に保存すること を希望された方

費用など

卵子凍結は自由診療です。当院では保険診療での体外受精費用に準じた 金額設定としています。そのため、他院に比べて金額が低くなります が、これは卵子凍結をせざるを得ない患者さんに配慮したい、との思 いですので、決して治療の質を落としたものではありません。ご安心く ださい。