中東情勢の不安定が長引き、日本はじめ各国で原油不足が深刻化しています。
日本は幸いにもイランとの協調により、何隻かのタンカーがホルムズ海峡を超え、その他のルートと合わせて少しずつ供給が戻ってきています。
そんな中で、ロシアのサハリン2から原油が到着しました。日本の旧領土である樺太からです。
ここで疑問に感じられた方も多いと思います。
サハリン2は、日本企業を含めた国際合弁会社で運営し、液化天然ガスを生産しているものです。
さらに、ロシアとウクライナの戦争により、ロシアへの経済制裁から、西側諸国は輸入を制限していると思われています。
まず前者は天然ガスの採掘に伴い幾らか原油が発生し、それを日本向けに輸出しているとのことです。
そして、後者は日本企業の三井物産などが資本参加しており、ロシアへの経済制裁の除外例としてウクライナ侵攻後も引き続き天然ガスは日本向けに輸出され続けているのです。国産に準ずる扱いです。
現在、日本の天然ガス輸入の約1割はサハリン2からになります。
そこに、中東情勢が加わり、このたびロシア産の原油が到着したわけです。
新たな原油調達先として、ロシアと合弁事業しておいて良かったと考えるか。
ウクライナ侵攻するロシアに利益を生むことを憂うべきか。
サハリン2に参加していた欧州系のシェルは、長期的なロシアリスクを回避すべく、すでに撤退しています。
資源に乏しい日本として、苦渋の選択が続きます。
医療用資材の不足が懸念され、神奈川県は手袋の供給を始めました。
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