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シャボン
シャボン

12月になりました。
年末になると、その年に流行った言葉、すなわち流行語大賞というものがあります。

今年は高市首相の「働いて••••」が選ばれました。

こちらにはノミネートされていませんが、最近気になる言葉がありますね。

「そんなことより」。

そう、高市首相が、政治とカネの問題より、唐突に議員定数削減を主張するための、話題の転換に使用したフレーズです。
この国の政治家は、都合の悪いことがあると、時間の経過とともに国民が忘れるのを促す傾向があります。

もうすっかり忘れられていますが、以前に「年金記録の消失」した際に、当時の安部首相が最後の一人まで記録を回復する、と宣言しましたが、結局は5000万件くらい残ったまま、なんと社会保険庁を解体して年金センターに組織変えして責任の所在を無くしてしまいました。

保育園の入園が叶わなく「保育園落ちた、日本死ね」との書き込みが話題になりましたが、そもそも保育園待機児童0を提唱したのは、2001年の小泉純一郎政権です。

25年経って、いかがでしょうか。

まだ待機児童いっぱいですね。

日々、不妊治療に専念して、一人でも多くの赤ちゃんを誕生させたい思いで仕事している私には、大きな懸念があります。

もう3人も前の菅義偉総理の時に不妊治療が保険適応になって、ようやく政府も重い腰を上げて少子化対策に専心するかと思いきや、最近はどうでしょうか。

政府はどこまで本気なのでしょうか。

「そんなことより」少子化対策を忘れないでください。

私たちの子供の世代のため、私のクリニックで誕生した多くの子どもたちのため、本当はとても美しく素敵なこの国が持続可能であるよう、いっぱい赤ちゃんが産まれて賑やかな社会を守りたいですね。

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