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“授かる”を支える医療

皆さんは、「体外受精がノーベル賞」をご存知ですか。

2010年の医学生理学賞は、1978年に体外受精で初めて赤ちゃんを誕生させたエドワーズ博士が受賞したのです。
日本では遅れて1982年に東北大学で赤ちゃんが産まれています。
私は、1997年からこの仕事を始めていますが、まだまだ歴史的には新しい分野です。
もともと産婦人科の中でも、不妊治療というのは肩身が狭いマイナーな分野でした。なので、産婦人科の中では、婦人科のがんを担当する医師、お産を専門にする医師が威張っており、不妊治療を担当する医師は変わり者くらいに見られていました。
そんな中で、不妊治療がノーベル賞に輝いたことは、学問として認められたとして、私どもも含めてこの領域の医師たちはとても嬉しく思いました。
そして、日々の研鑽により、今ではとても多くの赤ちゃんを授かっていただけるようになりました。
最近では、技術の進歩はいったん落ち着き、検査や方針がしっかり確立してきたことが、皆さまに良い治療をお届けできる要因になっています。

これまで、不妊治療のことばかりでしたが、次回からは院長の私を含めて、多彩な内容を書いてみたいと思います。

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