たいへんな事故が起きました。
修学旅行で沖縄を訪れた同志社国際高校の女子学生が、辺野古米軍基地移設に反対する活動家の船に乗船、転覆して命を落としました。
前途ある優秀な若者です。居た堪れません。
日本の法律では、有料無料に関わらず乗客を乗せる船舶は届け出が必要です。
この活動家たちは、そんな基本すら心得ていないのです。
船長は71歳。何故か人柄の良さが報道されています。
これは間違いです。
過失致死の犯罪者です。
私は、ここで辺野古移設反対運動の是非を問うことはしませんが、違法行為で若者を死に至らしめた責任こそ訴求されるべきと思います。
さらに、修学旅行という高校生にとって楽しい思い出となる行事に、反政府活動を見学させるという高校の姿勢です。
辺野古の珊瑚海の自然を破壊する行為、若しくは米軍基地の県内移設に反対という県民感情、何を問題提起したいのか意図が分かりません。
現状の普天間飛行場は、沖縄の市街地にあって騒音だけでなく大きな危険性を孕んでいます。
移設先を巡って、当初は沖縄県外案が望まれましたが、米軍の展開および訓練の性質上、やむを得ず辺野古のキャンプシュワブにV字滑走路を海に突き出し新設することになりました。
この問題では、時の民主党鳩山由紀夫政権が吹き飛んだのです。
もちろん、全ての市民、県民が納得したわけではありません。本来は自然を保護するために、海上に桟橋すなわち骨組みを組んで、滑走路を造る案が有力でしたが、それでは沖縄県の建設浚渫業者に技術が無く、本土の大手企業が独占するため、敢えて地元業者に利益を齎す埋め立て方式に変更されたのです。
結果、海底の地盤が悪く工事が極度に難航、大きな自然破壊が起きているのです。
さて、こういう機微で複雑な事情を経た事案が、果たして高校生の楽しい修学旅行に相応しいでしょうか。
しかも危険を犯してまで。引率の先生は乗船しなかったのです。
神奈川県は沖縄に次ぐ米軍基地があります。その藤沢市で女性診療科とくに不妊治療に関わる私として、亡くなられた女子学生さんに、この先にどれほど輝いた人生が待っていたかを考えると、涙が止まりません。無念であったと思います。御両親のお気持ちを察すると言葉も見つかりません。