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不妊治療は種を繋ぐ

まもなく9月が終わります。今年も残り3ヶ月。
大相撲の秋場所は、横綱大の里が復活して、大関安青錦と千秋楽決戦。盛り上がりました。
横綱の貫禄、大の里の強さが際立ちました。

本題です。
まず、今月の私どもの体外受精の治療成績ですが、胚移植19件のうち14名の妊娠。妊娠率は73.9%でした。
時期により多少の増減はありますが、相応の高い確率を維持しています。どうしても良好胚を得られない方の胚移植も行いますので、難治的なケースも含まれての結果となります。

引き続き、藤沢市、神奈川県にとどまらず、日本でいちばんくらいの良い成績を目指して、スタッフ一同で頑張ってまいります。

現在、日本に限らず出生率低下に悩む国が増えています。
合計特殊出生率は、成人女性が一生のうちに産む子供の数ですが、夫婦を単位とすれば2を超えないと人口は減ります。日本は1.2くらいで世界180位。お隣の韓国では0.7でほぼ最下位になってます。

アフリカでは6を超える国もあって、こちらは人口爆発の懸念です。

ちなみにイスラエルは2.85です。
イスラエルでは、すべての不妊治療が公費負担つまり無料です。
金銭的には恵まれますが、一方で無料であるがために不妊治療を断念できない女性の悩みもあるようです。
ただ、歴史的に迫害されたユダヤ人が、人口を維持するために一定の効果はあるのでしょう。

いま、日本で行われている少子化対策は、幼保無償化など子育て支援が中心であり、官僚の古くて堅い頭では、私ども一般の国民目線で、生まれる赤ちゃんを増やす施政を考えることはできなさそうです。政治家も期待できないです。

夏休みのお出掛けでいろいろな野生動物に出会いました。
いちど絶滅したと言われたタンチョウが、一組のご夫妻によって守られ、保護が始まり、100年を経て数を戻してます。

日本人を絶滅危惧種の生命体として捉えて、どのように種を繋ぐのか、不妊治療に取り組む私どもが叡智を結集して対策を講じる時期に来ています。